クレーン解体中に500トンの重り落下 3人死亡・1人不明の事故[川崎]

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事故の概要

  • 発生日時: 2026年4月7日(火)午後4時15分ごろ
  • 場所: 神奈川県川崎市川崎区扇島(JFEスチール東日本製鉄所 京浜地区)
  • 状況: 船から鉄鉱石を荷揚げするための大型クレーンを解体していた際、バランスを取るための**円柱状の重り(約500トン)**が突然外れて落下しました。

被害状況

  • 人的被害: 作業員5人が巻き込まれました。
    • 3名死亡: 病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。
    • 1名軽傷: 意識はあります。
    • 1名行方不明: 事故発生後から現在(4月8日時点)も、海に転落した可能性があるとして海上保安署などが捜索を続けています。
  • 現場の状況: 落下した500トンの重りは、高さ約30〜40メートルの作業用足場を直撃・崩落させただけでなく、地上のコンクリートや鉄板を突き破って海中に沈んだとみられています。現場には大きな穴が開き、海面が見える状態になっています。

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事故当時の衝撃的な状況

  • 「爆弾が落ちたような音」: 現場から海を隔てた対岸の公園にいた人々が、「爆発のようなドーンという音」や「バチッという異音」を聞き、直後に巨大な水しぶきと土煙が舞い上がるのを目撃しています。
  • 桟橋を貫通: 落下した500トンの重り(カウンターウェイト)は、厚い鉄板とコンクリートでできた桟橋(土台)を完全に突き破りました。 現在、現場には海面がのぞく巨大な穴が開いており、足場は跡形もなく崩落しています。

作業内容と被害者の詳細

  • 解体作業の最終段階: 現場では3基の大型クレーンの解体が進められており、事故当日は最後の1基の作業中でした。
  • 500トンの重りの正体: この重りは鉄鉱石を荷揚げするクレーンのバランスを取るためのもので、円柱状の内部にコンクリートが詰まっていました。
  • 被害に遭われた方々:
    • 亡くなった3名(19歳、29歳、43歳の男性作業員)はいずれも千葉県在住の下請け会社の社員です。
    • 行方不明の1名は、重りの上で重機(コンクリートを削るためのもの)を操作中に、重りごと海へ落下した可能性が高いとみられています。
    • 残る1名は重傷を負い、現在も病院で治療を受けています。

原因として考えられている要因

  • 強風の影響: 事故当時、川崎市には強風注意報と波浪注意報が出ており、風速は約10メートルに達していました。この風がクレーンの安定性や解体作業の安全性にどう影響したかが焦点の一つです。
  • 作業手順の不備: 500トンもの重量を支えていた固定器具や、解体中のバランス維持に問題がなかったか、神奈川県警が業務上過失致死傷の疑いで捜査を進めています。

現在の捜索状況

  • 4月8日・9日も引き続き捜索が行われていますが、海中に沈んだがれきや潮の流れにより難航している模様です。
  • JFEスチールと元請けの東亜建設工業は、当局への全面的な協力と原因究明を約束するコメントを発表しています。

非常に痛ましい事故ですが、何よりもまず行方不明の方の早期発見が待たれる状況です。

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